高脂血症は肥満体型に限らず痩せ型の人もなる?

高脂血症罹患者は肥満の方が多く、実際に脂質摂取過剰が最大の原因なのですから肥満体型の方がなりやすいのは当然です。より正確には、肥満体型になるような食生活をしていると、高脂血症も引き起こされる、ということになりますね。

 

しかし、世の中にはいくら食べても太らないという人もいます。毎日油の多い食事をしているのに栄養の吸収効率が悪くて一向に太らない。

 

いろんなところから羨望の声が聞こえてきそうな体質ですが、注意してほしいのはそのような体質の方でも高脂血症にはなるということです。肥満体型だと高脂血症になりやすい、というのは正しいですが、肥満体型でないなら高脂血症になりにくい、というのは正しくありません。

 

肥満というのはエネルギーの余剰量が多すぎて、エネルギーの貯蓄である脂肪細胞が多すぎる状態です。一方で食べても太らない人は、主にカロリー吸収効率が悪く栄養の多くを吸収できずに捨てているものと考えられます。

 

しかし、だからといって脂質の多い食事を気にせずに食べていると、吸収した総カロリーにおける脂質の割合が高くなりすぎ、高脂血症を招きやすくなります。

 

人間は脂肪を摂取するとその量に応じて血中に脂肪を放出する働きがあり、よほど餓死状態でない限りは痩せていてもこの反応は起こります。「痩せているから何を食べてもいい」と脂質過剰の食生活を続けている方は、もしかすると肥満の方よりも高脂血症が進んでいるかもしれません。

 

最近では痩せの糖尿病が増えていることもたびたび取りざたされています。食べれば食べただけ太る人、食べても太らない人、どちらも健康的な食生活を送る必要があることには違いありません。